驕っていないか？ 

リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

先週「将棋の羽生善治棋聖が5日、史上初の「永世七冠」を達成した。」というニュースを見ました。何か凄いことらしいというのはわかりますが、僕は将棋に詳しいというわけではありません（笑）

小学生の頃、近所のおじちゃんに相手にさせられて少しはルールが分かる程度です、、、しかも羽生さん？過去は凄かったイメージなのですが、藤井４段に負けたりしているニュースしか目にしてなかったので、そんなに強いの？という印象だったので、少しネットを使って調べてみたところ、色々とわかったことと、そして学ぶことがありました。。。

永世七冠はどれだけスゴイのか？

永世称号というのは、各タイトルごとに規定があるらしく通算5期とか連続５期とか通算10期みたいな感じで、タイトル戦で規定に沿った勝ち方をしないととれないそう。。。ちなみに、今回の永世竜王というのは連続5期獲得か通算7期獲得が条件だったようで、羽生さんは通算7期目の竜王獲得となったことで永世竜王の称号を手に入れられたそうです。

この永世称号というのは、1つのタイトルで獲得するだけでも超一流と認められる価値があるので、それを7つも獲得されたというのはもちろん史上初のことだそう。

もう少し具体的にその難易度を理解したくて調べてみると、過去28年間で199期分のタイトル獲得枠があったわけですが、そのうちの99期を羽生さんが取ったことで永世七冠というのは実現されたみたいです。。。28年間の間のタイトルのほぼ半分を独占してるというのは、僕でも化物クラスの記録だということくらいは分かります（笑）

羽生さんはどれだけスゴイのか？

とはいえ、やっぱり将棋に詳しくない僕には、まだピンとこないところもあったので、さらにネットで検索してみました（笑）すると、ネット上には僕と同じように羽生さんのスゴさをもっと詳しく知りたいという人がいたみたいで、どれだけスゴイのかを語っているブログなんかを見つけました。それによると・・・

まず、年間獲得賞金1位という称号です。ゴルフとかでもよく取り上げられているので、これだとわかりやすいですよね？将棋も年間獲得賞金ランキングというのはあるみたいで、そのランキングによると羽生さんは1993年から2016年までの24年間で、なんと22回も1位に輝いています。たった2回しか、他の人に1位の座を譲っていないというのは、想像を絶するスゴさです（笑）

また、タイトル戦の獲得期数と一般棋戦の優勝回数を合計した公式戦優勝回数というので見ても、羽生さんは143回（2017年12月5日現在）もの優勝回数を誇っていて、現役の棋士における次点は49回となっています。ということで、ほぼトリプルスコアの差がついているという、、、やはりこれもスゴイとしか言いようがない記録です。。。

まぁ要するに、神の領域に居ると言っても過言ではないような人だというのがわかりました（笑）藤井４段の方が強いと思っててごめんなさい。。。

羽生さんのコメントがしびれる！

そんな羽生さんが永世七冠に到達し、誰もが認める将棋の世界において最高峰の存在であるにも関わらずに語ったコメントがしびれました。。。

「将棋そのものを本質的にどこまでわかっているかと言われれば、まだまだやっぱり、何もわかっていない」

おいおい・・・これだけの偉業を果たしてもまだわかってないと、、、正直、僕はこのコメントにしびれました。ここまで1つのことを極めた人ですら、何もわかってないと言うなんて、って感じです。

驕っていないか？と自問自答

リッチを好きになるような人は、とても賢い人が多い。だから、知識も豊富だし色んなことに精通している。ただ、そのせいで頭でっかちになってしまっていて、何でもわかった気になってしまっていないか？と考えるきっかけにしてもらいたいのが、この羽生さんのコメントでした。。。

数々の偉業を果たしてきた羽生さんですら、何もわかってないと言うぐらいですから、僕自身も含めちょっと何かわかった気になっているのは、驕りではないかと、、、

謙虚に学んでいきたい

羽生さんのコメントを読んだことで、僕はなお一層謙虚でありたいと心に刻みました。これほどの偉業を成し遂げた人ですら、その専門分野において「まだまだ」だと「何もわかってない」と言うぐらいなので、当たり前ですが自分もまだまだ何もわかっていないと・・・

最近は、リッチのセミナーなんかでお会いする人の中にも、素晴らしい経営者の方や、化け物クラスの人がちらほらいてます。そういう人達に会うと、自分はまだまだだなと思わされることが多々あります。

だからこそ、謙虚に学んでいけたら良いなと。。。

あなたは羽生さんのコメントを読んで、何か思うことはありませんでしたか？

P.S.最近、NHKの将棋を見たりする機会があるのですが、相手が参りましたと言った時の勝者の気遣いを持った対応がとても好きです、、、勝者とはかくあるべきだなと。。。

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